Japan Drone2022 in 九州(福岡)が開催、今後に期待のブースに突撃。
こんにちは!
8時半にゲームを始めて瞬きを数回したら20時半でした
ササモモです。
はじめに
2022年12月6日(火)・7日(水)の2日間は、ついに数年東京開催だった日本国内では大きなドローンの展示会『ジャパンドローン展』が、初の九州開催ということで、これは行かねば〜!ということで、行ってきました!
・・・というか出展者として行ってきました!
とある日の午後・・
ニャニャモモ、ジャパンドローン展がついに福岡で開催されるんだってー!ドローンも新規事業や新制度ができて進化してる感あるよね!
へぇ〜!ついに九州にも上陸したんだね〜!ササモモが見たことないブースも沢山出展するんじゃない?楽しみだね〜
そうなんだよ〜!東京で出展していなかったブースもあってとってもワクワクしてる。
じゃぁ僕にも教えてよ〜!最新ドローン聞きたいっ聞きたいっ
最近おすすめのトイドローンはこちら
空のドローンは完全にビジネスへとシフトチェンジした!
2022年12月5日(月)から開始された新制度(これにより機体認証、無人航空機操縦者技能証明、運航に係る ルールが整備されました)。ドローン元年と言われる2015年から約8年。個人が遊びや趣味で使い始め、ただの紙ヒコーキ的な楽しみだったドローンが、数年で産業用途として使われ始めて。
展示会の様子もここ数年で雰囲気がだいぶ変わりました。展示ブースにくる個人ユーザーからは『もう見るものなくなっちゃったよ〜』と悲しむ声も。
今回は、時間もなかったので限られたブースしか見ることができませんでしたが、ササモモ個人的に気になったブースを3つほど回ってきましたのでお伝えしようと思います!
1.リリースを見てずっと気になっていたコンパクト風洞試験システム
ドローンの開発最前線で活用できる 株式会社日本風洞製作所さんの「コンパクト風洞試験システム(Aero Optim )」を知っていますか?
どこかのリリースで目にしてから、目新しい開発をしている企業が出てきた!とササモモアンテナがずっと発動しておりました。
元々は車の試験用に使われていた風洞試験装置が、無人航空機(ドローン)にも活用できるのでは?ということで誕生したものだということで、内容を聞いてきました!風洞試験装置は、整った気流を生み出して空気抵抗や流れの観察をするために活躍する試験装置とのこと。整ったまっすぐの気流を発生させるのはもちろんのこと、突風を生み出し、耐風性能評価にも一役かうものだという。装置の真ん中にシャッターがついており、このシャッター開いたり閉まったりすることで、最大風速15m/sが作り出せる。
日本風洞製作所 – JAPAN FUDO INDUSTRY Inc
どういった企業様からの引き合いがあるのか担当の方に聞いてみたところ、現在新制度に適した無人航空機(ドローン)を開発されているメーカー様からの引き合いが多いそうですよ。
これからの時代、無人航空機の機体本体は特に、製造側は機体開発の際に安全配慮が必須になると思うので、こういった企業さんがドローン関連事業者として参入してくるのはワクワクしますね!今後の展開がとっても楽しみ!
2.ドローンはバッテリー式。バッテリーは時間が限られている!はもう時代遅れ?
東京電力ホールディングスは、共同研究開発機関の豊橋技術科学大学、デンソー、東芝、東芝エネルギーシステムズ、プロドローンとドローン用のワイヤレス充電可能なドローンポートの研究開発をすすめています。個人的には課題解決方法としての勉強材料として見てきた感じですね。
今まで『ドローン=バッテリー、バッテリー=飛行時間に制限がある』という当たり前の概念みたいなのが、私の中にはありました。これだけドローンの活用分野が広がってきていて、目視外運用のススメ!みたいな概念が進んでいく中で、今後長時間運用についての検討部分はどうクリアするんだろうといつも思っていたんですが(一時ガソリン積んで・・とかカイトプレーンつかって・・とか色々あったよね)
内閣府が主導する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の中で、ドローンのワイヤレス電力伝送技術の研究開発はすすめられていたようです。
◎遠隔地での社会インフラ設備点検の効率化
◎大規模災害時、隔離された地域の早期把握と迅速な復旧
◎無線充電システムによる自動充電=将来のドローン自動運転につながる
細かい開発技術を私から説明するのはなかなか至難の技なので、手元にある資料にそって書いていきますね!ブースでもらってきたんで(笑)
①電界結合方式のドローン無線給電技術
電界結合方式を使った無線給電の特徴とは?
ドローンのスキッド部分(足元っていったらいいかな)に搭載している受電部を離着陸場所のドローンポート側に搭載した送電部と触れさせることによって結合部から電気が送電され、充電ができる、又、充電が満充電になった時点で、自動停止するという仕組みらしい。
この実証実験は2022年の10月に完了し、着陸から無線充電、そして離陸までの流れが確認できているとか。
②磁界結合方式のドローン無線給電技術
磁界結合方式を使った無線給電の特徴とは?
特にインフラの点検や物流で使用する機材は、大型・中型のドローンが多く、電池の消費電力も大きい。そのためドローン本体の下にカメラや荷物の搭載ができるように配慮された低背型充電ポート。ポート内には交番磁界を発生させる伝送コイルが収まっており、ドローンの脚部パイプ内受電コイルに電流が誘導され、整流して電池を充電する仕組み。
こちらはドローン向けで世界最高の急速ワイヤレス充電(750W以上)、飛行中撮影の送電線点検、自動着陸を含めた実証実験が成功しているという。
3.これが個人的に1番ヒット!JapanメイドのスケーラブルeVTOL!
ドローンにハマって8年。今は空飛ぶ車に興味深々な私が、この展示会で一番食らいついていたブースがこちら!このブログの取りまとめで一番伝えたかったことは、今まで見ていた世界線がドローンだけで留まっておらず”電動エアモビリティ”という更に進化した世界線へ移行しているよ!ということ。
HIEN Aero Technologies株式会社が出展していたブースには、縮小サイズの大型UAVが展示されていました。2022年時点で展開予定のモデルシリーズは3つ。時代に合わせたスケーラブルな開発をおこなっていく予定とのこと。
◎HIEN Dr-One(大型UAV)ドローンの法整備が進められる2022年
◎HIEN2(2人乗りe-VTOL)空飛ぶ車の実用性を目指す2025年
◎HIEN6(6人乗りe-VTOL)エアタクシーの実用が到来する2030年
HIEN Aero Technologies – The scalable eVTOL company
今年展示されていたHIEN Dr-One はこんな感じで。確か4分の1スケールが展示されていたんだと思ったけど、実機サイズは4000 × 2900 × 680 mm らしいです。マルチコプターの形とは少し見た目も違いますね!この形状だけあって、さすが!!航続距離が180km!!
最大速度なんと180km/h なんかわからないけど、かっこえええええええ
活用の方向性としては、災害時の被災地への電源供給機としての利用やハイブリッドシステムの実証実験機として、さらに医薬品の緊急輸送や移植臓器の搬送機としての利用を目指しているとのこと。今回はまだ実機を見ることはできませんでしたが、今後の2025年にはHIEN2(2人乗りe-VTOL)が関西で開催される大阪万博にて、初飛行ということで、このあと2030年までの成長が待ちきれない企業No,1だと感じました。
わくわくをくれてありがとう!HIEN!
というわけで、今年初めて開催されたジャパンドローン2022 in 九州
初開催ということもあって、出展会場はただの会議室のような場所でしたが、ブログを普段から読んでいただいたりササモモのYoutubeチャンネルの更新を待ってくださっているファンの方も応援しにきていただきありがたい2日間でした♪
みなさんは、今年2022年はどんな1年でしたか?
これからもドローン・エアモビリティについて気になるものを見つけたら更新していきたいと思います。2022年1年で2本しかブログアップできなかった(笑)なんとか続けていこう・・!!
それでは、ササモモでした。
私の活動を応援してくれる方は、ぜひササモモスタンプを使ったり、Youtubeの動画をみたり、色々してくださいなー。
ではでは
良いお年をお迎えくださいね。
2022年も本当に応援有難うございました♪